男性不妊症
男性不妊症
通常の性行為を行っているにもかかわらず12ヶ月以上妊娠が成立しない場合、不妊症と定義されます。妊娠を希望する場合、妻が不妊専門クリニックなどを受診し、その際に夫の精液異常を指摘され泌尿器科へ紹介される場合がほとんどです。
男性側の必要な検査としては、精液検査、男性ホルモンなどの採血のほか、診察として、精巣容量の測定、精索静脈瘤がないかどうか、超音波検査などを行います。循環改善剤のカリクレインやビタミンB12、ビタミンEあるいは漢方薬などを投与されます。
精巣の静脈がこぶのようにふくれる精索静脈瘤が見つかった場合には、手術を行います。婦人科の補助生殖技術の進歩が目覚ましいので、極端にいえば、精子が見つかりさえすれば妊娠の可能性があるといえます。